10年ぶりに改訂されて、
話題の広辞苑を買いました。
広辞苑を買うのは初めてです。
新しい国語辞典が欲しくて、
しばらくいろいろな辞書を
見て回ったのですが、
ようやく広辞苑第六版に落ち着きました。
コンパクトでたやすく持ち歩ける
サイズの辞書にしようかとも思いましたが、
たくさんの語が載っている広辞苑にしました。
広辞苑は大きく、
箱が灰、カバーが黒色なので、
華がなくてごつごつした感じという
印象を持っていました。
でも、カバーをとって裸にし、
表紙や天辺の部分や小口や
中身の印刷された文字を見たり、
紙をさすったり、においをかいだりしていると
本当によく完成されていて良い感じやなあ、
美しいなあ、綺麗やなあと思いました。
あんなにページが多いのに、
ぴっちり紙がそろっているし、
あれだけ紙が薄いのに
裏のページの文字が透けてきて
邪魔になることがないのも
すごいことですね。
ぼくは辞書類の薄くてめくり心地のよい
紙が大好きです。
ページをめくったときの紙の音、
見開いていたのを閉じたときの
パタって鳴る音も大好きです。
ぼくはカバーをとった本体の表紙も
黒だと思い込んでいたのですが、
実は青系の色なんですね。
こっちの青のほうがいいなと思って、
カバーは外しています。
表紙に浮き出し模様が
あることも初めて知りました。
あとで調べてみると、
表紙の浮き出し模様は
安井曾太郎さんという洋画家さんの
デザインというか作品で、
『これが何を意味しているのか、
「水辺に立つ鳥」「池に睡蓮」など諸説ありますが、
今となっては真相は不明です』。
そのように岩波書店さんの
ホームページに書いてありました。
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